私が学部に入学した際,オリエンテーションで最初に「掲示は1日に1回確認しなければならない」「見落としは抗弁とならない」と厳しく教育された。当時の母校には物理的な掲示板があり,そこにのみ学生に向けた情報(履修関係,授業関係,学生支援関係など)は掲示され,登校するたびにその情報を確認する必要があった。高校を出てすぐの私は,掲示物を見落とさないという責任を負ったことで,大人としての責任を求められるようになったと自覚を新たにした。
現在所属する筑波大学では,掲示板はTWINSという教育情報システムに設けられている。そのマニュアルでは,本文の最初の項に「本学では、掲示板に掲示されたものは学生が 承知したものとみなし、掲示を見なかったという理由で事後に異議等を申し立てることはできません。少なく とも、1日2回(朝・夕など)は掲示板を見るようにしてください。」とされている。
大学に通うものとして掲示を見落とさないようチェックすることを入学する各位には強く意識して,意味のない不利益を被ったりせず,実りある大学生活を送ってほしい。
ところで,掲示の意味については,掲示をする側,すなわち教員や職員も自覚的である必要がある。重要な情報は掲示されると信じている学生にとって,例えば口頭で一部の人間を対象に言ったからといって掲示する必要がないとは言えない。学生は存在しない掲示は見ることができない以上,掲示がなければ重要な情報を知ることはできない。
今回の寄宿料改定についての一連のプロセスとしての説明会の中で,大学は「エアコンを既に設置している学生は,撤去せず設置し続けてよい」という旨を告知したというのである。あいにく,長時間にわたる説明会となったため,私は途中でトイレのために外出したこともあり,そういったことは聞いていない。エアコンがなければ命に関わるとまで説明会で言及しているにも関わらず,こういった重要な点を掲示しないのは,大学側として学生の利益はもちろん,命すら軽視していると受け取られかねない由々しき問題である。学生とのコミュニケーション手段として最も重要といえる掲示していないことを理由に学生が不利益を被ることはあってはならない。
新たに入学する各位にあっては,掲示を毎日確認し(可能なら魚拓もとって),自分が不利益を被らないよう強く生きていってほしいと願っている。
0コメント